補助金情報|(最大200万円)小規模事業者持続化補助金

小規模事業者等(法人・個人事業主)が販路を開拓するときにかかる一部の費用を補助する小規模事業者持続化補助金<一般型>の受付が、スタートしています。

前回までは低感染リスク型ビジネス枠がございましたが、今回からは一般型のみに変更されています。

今回は、増設された申請枠や過去の採択率など、小規模事業者持続化補助金の概要を紹介します。

補助額の最高額200万円、補助率の最高率3/4と良い内容となっております。

小規模事業者持続化補助金について

小規模事業者が販路を開拓する・生産性を向上させるための補助金です。

目的は、「小規模事業者等が今後複数年にわたり相次いで直面する制度変更等に対応するために取り組む販路開拓等の取組の経費の一部を補助することにより、地域の雇用や産業を支える小規模事業者等の生産性向上と持続的発展を図ること」です。

ミラサポPlusのサイトに活用事例が紹介されています。

公募期間(受付締切日)

・第8回:2022年6月3日

・第9回:2022年9月中旬

・第10回:2022年12月上旬

・第11回:2023年2月下旬

使える経費について

補助対象の事業者(小規模事業者等)が、補助対象となる経費を計上した場合に、その費用を補助する形で給付されます。

対象になる経費は以下になります。

①機械装置等費

「高齢者・乳幼児連れ家族の集客力向上のための高齢者向け椅子・ベビーチェア」「衛生向上や省スペース化のためのショーケース」「販路開拓のための特定業務用ソフトウェア」など

②広報費

「チラシ・カタログの外注や発送」「新聞・雑誌・商品・サービスの広告」「看板作成・設置」など

③ウェブサイト関連費

「商品販売のためのウェブサイト作成や更新」「インターネットを介したDMの発送」「インターネット広告」など

※ウェブサイト関連費のみで申請することはできません。ウェブサイト関連費は、補助金交付申請額の1/4を上限とします。

④展示会等出展費

「展示会出展の出展料」「関連する運搬費」「通訳料、翻訳料」など

⑤旅費

「展示会への出展や新商品生産のための原材料調達の調査で宿泊したときの宿泊代」など

⑥開発費

「新製品・商品の試作開発用の原材料の購入」「新たな包装パッケージに係るデザイン費用」「業務システム開発費」など

⑦資料購入費

「補助事業遂行に必要不可欠な図書」など

⑧雑役務費

「販路開拓の業務・事務を補助するために雇ったアルバイトの賃金、派遣労働者の派遣料、交通費」など

⑨借料

「補助事業遂行に直接必要な機器・設備のリース料・レンタル料」など

⑩設備処分費

「既存事業において使用していた設備機器の解体・処分」「既存事業において借りていた設備機器の返却時の修理・原状回復」など

⑪委託・外注費

「店舗改装・バリアフリー化工事」「利用客向けトイレの改装工事」「製造・生産強化のためのガス・水道・排気工事」「移動販売を目的とした車の内装・改造工事」など

対象事業者について

この補助金の対象となる事業者は、次の4つの要件をすべて満たす必要があります。

要件1:小規模事業者

会社、営利法人、個人事業主、特定非営利活動法人などの小規模事業者で、常時使用従業員数が、「商業、サービス業は5人以下」「宿泊業、娯楽業、製造業、その他は20人以下」の場合において、小規模事業者とみなされます。 

要件2:(法人のみ)資本金または出資金が5億円以上の法人に直接または間接に100%の株式を保有されていない

要件3:確定している(申告済みの)直近過去3年分の各年または各事業年度の課税所得の年平均額が15億円を超えていない

要件4:下記2つの事業において、本補助金の受付締切日の前10カ月以内に、先行する受付締切回で採択を受けて補助事業を実施した(している)者でない

  • 2019年度補正予算、小規模事業者持続化補助金<一般型>
  • 2020年度第3次補正予算、小規模事業者持続化補助金<低感染リスク型ビジネス枠>

補助上限額と補助率

補助上限額と補助率は以下のとおりです。

通常枠50万円
賃金引上げ枠200万円
卒業枠200万円
後継者支援枠200万円
創業枠200万円
インボイス枠100万円

いずれの枠も補助率は原則2/3ですが、賃金引上げ枠のうち赤字事業者は3/4になります。

申請をする場合は6つから選んで申請をしましょう

「通常枠、賃金引上げ枠、卒業枠、後継者支援枠、創業枠、インボイス枠」の6つの枠があり、そのなかから自社にマッチする1つを選んで申請します。

枠によって補助上限額が異なります。申請できるのは1枠のみです。複数の枠にマッチする場合は一番有効なものを選択するようにしましょう。

  • 通常枠:今まで通りの適応事業者
  • 賃金引上げ枠:事業場内最低賃金を地域別最低賃金より+30円以上とした事業者
  • 卒業枠:常時使用する従業員を増やし、小規模事業者として定義する従業員の枠を超え事業規模を拡大する事業者
  • 後継者支援枠:将来的に事業承継を行う予定があり、新たな取組を行う後継者候補として、「アトツギ甲子園」のファイナリストになった事業者 ※アトツギ甲子園とは、中小企業などの後継者たちが新規事業アイデアを競うイベント
  • 創業枠:産業競争力強化法に基づく認定市区町村、または、認定市区町村と連携した認定連携創業支援等事業者が実施した特定創業支援等事業による支援を公募締切時から起算して過去3カ年の間に受け、かつ、過去3カ年の間に開業した事業者
  • インボイス枠:2021年9月30日~2023年9月30日の属する課税期間で一度でも免税事業者であった事業者、または、免税事業者であることが見込まれる事業者のうち、インボイス(適格請求書)発行事業者に登録した事業者

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